ということで、前回小金井のネットカフェの比較は行ったので、今回はカラオケ店の比較をしてみようかと思う。東小金井にも南口にエムズというカラオケ店が1店舗あるらしいが、そこはよく知らないので、今回武蔵小金井駅前の4店舗、カラオケ館、うたたネ、カラオケBanBan、まねきねこの比較をしてみようかと。なお、カラオケ館とうたたネは南口、カラオケBanBanとまねきねこは北口にある。全部駅からは近い。
結論から書くと、おすすめはうたたネだ。値段と設備のバランスがいい。
設備の良さでいうと、カラオケ館＞うたたネ＞まねきねこ＞カラオケBanBanの順、
値段の安さで言うと、カラオケBanBan＝うたたネ＞＞まねきねこ＞カラオケ館の順になる。
では詳細の比較に移ろうかと。カラオケ館とうたたネ、まねきねこはワンドリンク制なのだが、ワンドリンクの値段がいくらなのか、外からだとわからなくて不便なので、ドリンクの値段の画像を載せておく。
カラオケ館 武蔵小金井駅前店
11：00～翌5：00
室数38室(収容人数350名、１F3室、2F8室、3F8室、4F3室、5F5室、6F8室、7F3室)
※ワンドリンク制で一杯380円+税から
※会員登録は200円かかる
●基本料金＜昼＞11：00～19：00
30分 133円+税(会員は100円+税)
●基本料金＜夜＞19：00～翌5：00
30分 533円+税(会員は400円+税)
●フリータイム＜夜＞23：00～翌5：00
2133円+税(会員は1600円+税)
※ここは日によって柔軟に値段を変えているため、一番高い価格帯を記載している。フリータイム料金に関しては、毎日あるとは限らず、HPにも記載されていなかったりとわかりにくく使いづらいので当てにしないほうがよい。
カラオケ うたたネ
※以前掲載していた時とうたたねの料金が変更になった模様。ドリンクが380円からになったようだ。
●営業時間
金土・祝前日 12：00～翌5：00（L.O.翌3：00）
平日 12：00～翌2：00（L.O.翌1：00）
室数16室(+ダーツ室2室)
※ワンドリンク制で一杯380円から(ランチパックはドリンク料金が含まれている)
※この店はすべて税込み表示になっている
●基本料金＜昼＞12：00～18：00
月～金 30分 50円
土・日・祝 30分 100円
●基本料金＜夜＞
日～木 30分 250円
金・土・祝前日 30分 350円
●フリータイム＜夜＞
18：00～close 日～木 1500円
23：00～close 金土・祝前日 1500円
※閉店時間：全日 翌5：00
●飲み放題（最大3時間）
全日：1000円
●ランチパック 750円
※12：00～13：00のご入室で・・・
カラオケ３H室料＋ドリンク1杯（380円相当）＋お食事1品
カラオケバンバン 小金井店
●営業時間
11：00～翌6：00
室数15室
※利用には有料(200円)の会員登録必須(店舗で前に直接確認した限りは。HPには非会員でも使用できるが時間制+20%UP、フリータイム+30%UPと記載があるので仕組みが変わっている可能性あり)
※いずれのプランもドリンクバーによるフリードリンク制なのでドリンクのコストは掛からない
●基本料金＜昼＞11：00～18：00
月～金 30分 150円(+税)
土・日・祝 30分 180円(+税)
●基本料金＜夜＞18：00～翌6：00
日～木 30分 280円(+税)
金・土・祝前日 30分 380円(+税)
●フリータイム＜昼＞11：00～18：00(※混んでいるときは3時間まで)
日～木 770円(+税)
金土・祝前日 870円(+税)
●フリータイム＜夜＞18：00～翌6：00(※混んでいるときは3時間まで)
日～木 1130円(+税)
金土・祝前日 1730円(+税)
カラオケ本舗まねきねこ 武蔵小金井北口店
24時間営業
室数20室
※ワンドリンク制で一杯340円+税から
※利用には有料(200円)の会員登録が必要。非会員利用は+300円
※利用は1時間から(例えば1時間30分の利用は可能だが、30分の利用は不可)
※一人カラオケは昼(7時から18時)は+150円、夜(18時から翌7時)は+300円
※室内でWi-Fiの利用可(小金井駅前のカラオケ店で確実にネットが繋がるのはここだけ)
●基本料金＜昼＞11：00～18：00
月～金 30分 60円(+税)
土・日・祝 30分 100円(+税)
●基本料金＜夜＞18：00～翌7：00
日～木 30分 250円(+税)
金・土・祝前日 30分 380円(+税)
●基本料金＜朝＞7：00～11：00
全日 30分 10円(+税)
●フリータイム＜昼＞11：00～18：00(※先着10組まで)
日～木 780円(+税)
金土・祝前日 1200円(+税)
●フリータイム＜夜＞18：00～翌7：00(※混んでいるときは3時間まで)
日～木 980円(+税)
金土・祝前日 1600円(+税)
●ドリンクバー(昼・夜同じ金額で、各コースに下記料金をプラス)
基本料金(通常コース) 500円(+税)
フリータイム 600円(+税)
ということで、料金はひと通り記載したが、1ドリンクがあるところ、ないところがあり比較がしにくいので、利用ケースが多いと思われる土日の昼と夜それぞれ時間制で2人以上で2時間利用したケースで比較をしておこう。会員登録が必要なところは会員登録金額を上乗せした金額で出すことにする。ついでに平日の昼夜2時間利用のケースも載せておこう。
・土日昼の2時間利用
カラオケ館 1058円([1ドリンク380円+2時間利用400円+会員登録200円]x8%消費税)
うたたネ 780円(1ドリンク380円+2時間利用400円)
カラオケBanBan 993円([2時間利用720円+会員登録200円]x8%消費税)
カラオケ本舗まねきねこ 1015円([1ドリンク340円+2時間利用400円+会員登録200円]x8%消費税)
・土日夜の2時間利用
カラオケ館 2354円([1ドリンク380円+2時間利用1600円+会員登録200円]x8%消費税)
うたたネ 1780円(1ドリンク380円+2時間利用1400円)
カラオケBanBan 1857円([2時間利用1520円+会員登録200円]x8%消費税)
カラオケ本舗まねきねこ 2224円([1ドリンク340円+2時間利用1520円+会員登録200円]x8%消費税)
・平日昼の2時間利用
カラオケ館 1058円([1ドリンク380円+2時間利用400円+会員登録200円]x8%消費税)
うたたネ 580円(1ドリンク380円+2時間利用200円)
カラオケBanBan 864円([2時間利用600円+会員登録200円]x8%消費税)
カラオケ本舗まねきねこ 842円([1ドリンク340円+2時間利用240円+会員登録200円]x8%消費税)
・平日夜の2時間利用
カラオケ館 2354円([1ドリンク380円+2時間利用1600円+会員登録200円]x8%消費税)
うたたネ 1380円(1ドリンク380円+2時間利用1000円)
カラオケBanBan 1425円([2時間利用1120円+会員登録200円]x8%消費税)
カラオケ本舗まねきねこ 1663円([1ドリンク340円+2時間利用1000円+会員登録200円]x8%消費税)
ということで、いずれの時間帯でもうたたネが最強であることがわかるかと。会員登録を既にしている人が使う場合は、カラ館、BanBan、まねきねこの上記料金からそれぞれ200円ちょっと引けば出るが、その場合はうたたネとカラオケBanBanの料金が大体同じくらいになる。はじめてこの記事を書いたタイミングから料金改定があったようだが、改定後はドリンクの値段が300円から380円に上がったものの、平日の料金を昼100円から50円に、夜300円から250円にし、休日の料金を昼120円から100円に、夜は350円のまま、としているので、全般的には値下げになっている。長い時間使う人ほど、今回の値下げの恩恵を受けるだろう。また、新規に導入されたドリンクバーも、1ドリンクの値段の380円に100円足すだけで使えるようになったので、使い勝手がよい。
カラオケ館に関しては1ドリンクの値段が高いのみならず、特に夜の利用になると異様に高くなることがわかるであろう。ここに関してはパックもあると期待して行かない方がよいので、3時間以上使うフリータイムのケースでもうたたネかカラオケBanBanがオトクという結論になる。
まねきねこに関しては、カラ館よりもちょっとだけ安いという金額設定になっている。同じ北口にあるカラオケBanBanと比較するとカラオケBanBanの方が圧倒的に安い。フリータイムでの比較でも、BanBanは上乗せ料金がないのに対して、まねきねこはドリンクバーを使う場合600円+税の上乗せが発生するので、それがほぼ丸々BanBanとの差額になる計算だ。
続いて設備について。設備に関してはカラオケ館が一番よく、次いで南口にあるうたたネという順番。カラ館は部屋にブラックライトなどもあり、装飾が充実しているし、JOYSOUND MAXやLIVE DAM STADIUMの設備が多く配備されていると推測される。なぜなら一人で行ってもこれらの部屋に通される率が高いからだ。
設備と値段のバランスがいいのはうたたネだ。設備に関しては、カラオケ館ほど内装が凝っているわけではないが、基本的に広めの部屋が多く、内装は清潔感が ある。またLIVE DAMやJOYSOUND f1の部屋もある(カラオケBanBanもあるにはある)。プランに関しても3時間750円でドリンク、食事までついてくるプランがあったりと、コストパフォーマンスのよいプランが充実している。さらにまねきねこ出店後の現在はドリンクバーまで配備したようで、ワンドリンクの価格+100円という、かなり使いやすい価格設定になっているところはポイントが高い。
ちなみにうたたネは、小金井で一番古くからあるカラオケ店ではなかろうか。カラオケBanBanが今ある場所も、古くからあるカラオケ店ではあるのだが、前は別の店名だったかと。カラオケキングだったかな。うたたネは、昔は道路を隔てた西側にお店があったように記憶している。
まねきねこは2015年7月30日にオープンした武蔵小金井駅周辺のカラオケ店では一番新しいお店で、JOYSOUND MAXやLIVE DAM STADIUMでほとんどの部屋が占められているのだが、一部独自機種のすきっとという曲数が少なく、本人映像もなく、音も大して良くないという非常に評判の悪い機種の部屋があり、それが顧客満足度を大きく下げている。さらに、感じが悪いのは、開店当初にはなかった、JOYSOUND F1やらCROSSO、LIVE DAM GOLD EDITION等の旧機種をいつの間にかしれっと導入していたことである。つまり、開店当初よりサービスを改悪しているということだ。新店舗に後から旧機種を入れるとか、一体何を考えているのだろう？やる気あるのだろうか？
また、一人カラオケは昼は150円、夜は300円追加料金を取られるので、コストパフォーマンスが非常に悪くなる。他、ビルの2階と3階にカラオケルームがあるのだが、トイレが受付のある2階にしかなく、ルームが多くある3階にはないという設計もかなり使い勝手が悪い。カラオケルームの机もすぐにガタガタする安定感のない安物だ。
唯一評価できる点は、小金井のカラオケ店では唯一ネット設備を整えている点であろう。他店はキャリアのWi-Fi設備を置いているお店もあるのだが、電波が貧弱で、奥の部屋まで届かないなど、実質的に使い物にならないのだが、まねきねこは店舗独自のWi-Fi設備を組織的に敷いているため、ここだけは確実にWi-Fiを使うことができる。
設備が一番悪いのはカラオケBanBanだ。まずトイレが汚いし古い。建物自体も古く、はっきり言ってボロビルだ。ここの評価できる点といえば、ドリンクバー形式なので、店員が入ってくるのを気にせずドリンクをいつでもつぎに行けることくらいだろう。HPにWiFi利用可と書いてあるが、ソフトバンクとau限定で、かつ速度は遅いので期待しないほうがいい。なお、ここでの一人カラオケはおすすめしない。フリータイムを選んでも3時間で終わりな旨を伝えられた挙句、今では半ば化石化しており、最新曲がほとんど入っていないBB cyber DAMの部屋をあてがわれるからだ。
ということで、値段と設備のバランスを考えると一番おすすめなのはうたたネ。値段が高くなってもいいならカラオケ館で、ネットがしたいならまねきねこ、ドリンクを好きなだけ飲めて安く済ませたい場合はカラオケBanBanという選択肢になるかと思う。
ちなみに、うたたネをべた褒めしている状態になっているので、念の為に記載しておくが、特に私自身は、どのカラオケ店とも何の利害関係もない。4店すべて使った上での率直な評価である。また、先日、小金井のカラオケ店をよく使う知人(一緒にカラオケに行ったことはない)と小金井のカラオケ店について話す機会が偶然あったのだが、彼女も私と同様、うたたネ推しであった。
一応彼女の小金井の各カラオケ店に対する評価を書いておくと、うたたネは安くて設備がいい、カラ館は高い、カラオケBanBanは設備がボロすぎる、まねきねこは行ったことないが持ち込みOKなのがよさ気、というものであった。なんの打ち合わせもしていないのに、私とほぼ評価が一致している。ちなみに、まねきねこに関して一人カラオケは追加料金を取られるという情報を私が伝えたら、一気にテンションが下がっていた。
余談になるが、最近まねきねこ周辺でのBanBan店員による客引きがすさまじい。今まで北口にはBanBan一店舗しかなかったため、まねきねこの開店により、一番打撃を受けているのがBanBanなのだろう。3人体制で客引きとか半端なさすぎる。
後発のお店と設備競争で不利になる点は否めないだろう。それはネットカフェの南口にある自遊空間と北口のリラックスの差が圧倒的なのと同様で。ただ、BanBanも打てる手は打っている印象がある。どのくらいの割合だか知らないが、最新機種のLIVE DAM STADIUMやJOYSOUND MAXも入れているようだし、化石となったBB cyber DAMは駆逐したようだ。
機種に関しては採点システムの改悪でさらに人気を落としているJOYSOUND MAXよりも、LIVE DAM STADIUMを大目に入れたほうがよいだろう。あと、トイレの良し悪しは、そのお店の印象を最も大きく左右する要素なので、一番気を配ったほうがいいと思う。本当は改装できればベストだが。
まねきねこは行ってみたが結構自滅している感がある。自社の利益のためだけに入れた独自機種すきっとは、客側は誰も得をしないハズレ部屋になっているし、カラオケ部屋が多くある3階にトイレがないという欠陥設計になっているし、机はガタガタで物を乗せる安定感がなく、ドリンクバーは高すぎて使うメリットが薄いため、BanBanや歌広場のように、歌っている途中に店員に入って来られずに済むというドリンクバー形式のメリットを客側は享受できない。さらに後になって旧機種を続々この新店舗に導入してサービス品質を落としているとか、全く意味がわからない。
ということで、本来は自遊空間とリラックスと同じくらい先発と後発の設備差があってもいいはずなのだが、新店舗であるまねきねこのオウンゴールが多すぎて、駅からBanBanの導線上にまねきねこがあるという地理上のメリット以外は、決定的な差になっていないというのが、どのカラオケ店とも何の利害関係もない一顧客から見た印象だ。ということは、BanBanにも生き残る道はあるということだろう。
